
ねぇもう嫌・・・
第6章 多目的室
看護師に腰を支えられて、
「嫌っ、、」
半ばパニックになった。
だけど、逡巡な考え事がその抵抗を制御した。
"これ"をしたら私の身体が楽になるのかな。
熱っぽくて今すぐにでも横になりたい一心だった私は、涙を零しながら先生達に従うことに決めた。
「始めるよ。」
そう言って先生は管の先端にゼリーを付けた。
そして。
私の体感では、腕を捲った先生の右手が恐る恐る"私"に近づいていく。
「…っ、ぅ…」
いよいよ先生の指の腹が触れた。
瞬間震えすくみかけた足。
「痛くないでしょ?ごめんね。我慢我慢…」
先生は私の尿道を指で探り始めた。
先生の指はピアニストのように細く、軽く太ももを支えられただけでも、その指に意識が集中する程だった。
私は少し腰を動かしたけれど、看護師が無言でさらに強く私の身体を押さえた。
そのうち、先生の指が動きを止めた。
「ッ…」
「陽菜ちゃん、先生が触っている場所わかる?」
まっすぐな視線を受け、恥ずかしくて声が出ない。
先生は触っているその場所を更に強くぐりぐりと押した。
「イッ、いやッ」
咄嗟に先生の手を掴んで拒む。
が、看護師がすぐその手を後ろで交差して抑えた。
手の不自由は思っているより辛く、二人の男に見られているところは既に濡れていた。
「…わかるね?」
私は小さく頷いた、、
