
ねぇもう嫌・・・
第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…
『じゃあ、宜しくお願いします。』
「「はいっ」」
柊先生がベッドの右側に来て椅子に座った。
反対側にはエコーの機械。
『目を瞑ってもいいから。』
「…」
サイドテーブルのスタンドライトで、少し薄暗い部屋。
カチャカチャと機械の音がする。
「ごめんね、取るよ~」
少し身体を浮かすと、あっという間に上裸になった。
暗いのが唯一の救いかもしれない。
手順は朝の時と全く同じ。
身体に色んなものが取り付けられた。
「…」
『…後、宜しくお願いします。』
「分かりました。終わったら泉谷先生に渡しておきますね。」
扉の開閉音がして柊先生が出ていった。
