
ねぇもう嫌・・・
第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…
視界が塞がって、五感が敏感になる。
人の手が胸に触れ、無意識にぐっと力が入るのが分かった。
電極が次々と外されていく。
暫くすると、
ピチャピチャ
と水のぶつかり合う音が聞こえてきた。
「俺身体拭いときますね。」
「お願いします。先機械置いてきます。」
「っ…」
タオルが肌に触れた。
暖かいはずなのに冷たい感触がして、くすぐったい…
鎖骨辺りから大胆に下に向かって拭かれていく。
さも寝てるかのように偽ってたのに、ある時だけピクッと反応してしまった…。
「…ッ」
咄嗟に手が動いちゃって、起きてるのがバレた。
