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ねぇもう嫌・・・

第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…

『どうしたッ?』




案の定柊先生が、勢いよく扉を開けて駆けつけてきた。




体を丸めて痛がる様子を察した柊先生は



『痛い?お腹?』



って早口で聞いてくる。



痛くてそれどころじゃないけど、とりあえず首を振りながら、胸元をまた強く抑えた。




「ゥッ…、、も、嫌…っ」




弱音が口を衝く。




『また左胸か?』




柊先生はそう言って、胸元を掴んでいる手の上から、左手で押さえてきた。




『一旦音聞くから手外して。』




言われて手をおろせるような状況じゃないし、何しろ痛みが酷すぎる。




私は大げさに首を横に振った。




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