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ねぇもう嫌・・・

第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…



暫くするとだいぶ良くなってきて




荒れていた呼吸も、看護師に促されてした深呼吸で良くなってきた。




「ひなちゃんもう苦しくない?」




「はい…」




「どした?元気ない?」




「いや…」




そう言って見上げる先は…。




「…っ」




目が合って咄嗟に下を向く。




『やっぱり今日やるか。』




あぁぁ……もうなんでっ……。




静かに涙が溢れてきた。




「治まったし泣かなくていいよっ?」




看護師さんに声をかけられて、首を振る。




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