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ねぇもう嫌・・・

第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…

そのまま時間が過ぎた。


回診する患者の人数も多いらしく、時刻はお昼前になってた。


いつのまにか看護師も居なくなってて。





『すまん遅くなった。』


パタパタと硬いサンダルの音がして、扉が開いた。



「…っ」


いつか必ず来るとは思ってたけど、いざ目前にするとドキッとする…。



『大分治まった?』


「うん。」



極力目を合わせないように、じっと白い布団を眺める。



『検査は午後からに決めた。多分誰かが連れてってくれるだろうから。ちゃんと行けよ?』



「…」



覚悟が決まらなくて"うん"と言えない…。



『じゃあまた夜。』


そんな私を置いて、柊先生は病室から出て行ってしまった。

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