
ねぇもう嫌・・・
第23章 夢のようで 涙はきっと現実
柊先生のいる反対側に顔を向ける。
心臓バクバクし過ぎだよ…。
「ぅ…ぁ……」
ソコに柊先生の手が当たり、一気に顔が赤くなるのが分かった。
口に手を当て、それでも隠しきれない悶える声。
少しは手慣れてたはずなのに…。
微かに動く管と、柊先生の気配と、この部屋の空気。
何もかもが興奮する材料になってしまって、足に掛けられた薄いタオルが動く度に、身体が大きく痙攣する。
「はっ…ぁ…っ」
この体質を一番理解しているのは柊先生だ。
今日はいつも以上に抑制力が弱い。
このままだと一日中ダメかもしれない…。
そっとシーツを掴んだ。
