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ねぇもう嫌・・・

第23章 夢のようで 涙はきっと現実






シャッ




「っ!?」




突然カーテンが開いた。




驚きで足がすくむ。私はその場にしゃがみこんだ。





「大丈夫だよっ」




先生の声と同時に、私の体が宙に浮く。




先生の両手が両脇に入り、そのまま抱っこで検査台に連れて行かされた。




「嫌っ!…嫌ぁっ!」




必死にじたばた暴れても中々降りられない。




「大丈夫大丈夫」




「…っ、っ…」




そのまま検査台に座らされた。




目が潤う。




駄目だ。




苦しいよ…。




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