ねぇもう嫌・・・
第23章 夢のようで 涙はきっと現実
先生の身体が微かに動いて、胸元に体重を預けていた私の頭も連動する。
先生が"ありがとうございます" と何かを受け取った。
鼻水をズズッと吸い込む。
「陽菜ちゃん、足開いて?」
私は大袈裟に首を横に振る。
「だめ?」
「…っ」
堪らず唇を噛み締めた。
「あっ、出ちゃう?
あっ…っ、ちょっと。ちょっとまって陽菜ちゃんっ」
先生は蜜部に当てがっていた手を更にぐっと上に上げた。
「ぁアっ…らめ……ッ」
右手で先生の腕を掴む。
いや、正確には腕辺りのシャツをつまんだ。
目を閉じ、少し角度を上げた私の顔を先生の胸元につけて隠す。
「ごめん、ちょっと足開くよ」
先生はそう言って自分の右足を、私の足と足の間に強引に突っ込んだ。
右足がグリグリと逸れて、私の左足が開脚する。
ようやく充分に開いた隙間に、サッとコップを当てた。
「陽菜ちゃんいいよっ」
蜜部を押さえていた手がスっと離れた。
「っ、、ぅ…」
途端に音を立てて液が排出された。