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ねぇもう嫌・・・

第25章 天邪鬼(アマノジャク)









一番奥の個室に入ると、さっと用を済ませた。















「…。」







最後鏡を見て女子トイレをあとにする。







ぐぅぅって力を入れて最後まで出したつもりだし、ちゃんと封は開けた。







何も怪しむ所がない筈。







入院病棟を抜け、外来を探す。







私服だからきっと来客に見られているのかな。







だとしたらちょっと嬉しい。







患者だけど、なんか元気な人になれた気分。







少し足取りが軽くなってきた頃、その診察室が見えてきた。







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