
ねぇもう嫌・・・
第7章 検査②
「こんにちは…」
「こんにちは!体調は?大丈夫?」
1週間前のことをまるで忘れたみたいに話す先生。
「導尿、してみてどうだった?」
たった数時間前の出来事が脳裏によぎる。
私は遠慮がちに頷いた。
「うんうん。これからもできそう?」
先生の白衣が揺れる。
質問の一つ一つに期待された答えを出さなければ、何か恐ろしいことが待っているような気がした。
でも、嘘はついちゃだめだ。
分かっているけれど、やっぱり、怖い。
先生の問いに頷けなくて俯いた。
心が萎んで、胸が苦しい。
「陽菜ちゃん、怪我したり傷つけてしまったら大変だから、念のため確認させて貰ってもいい?」
私は何のことか分からないまま咄嗟に返事をしてしまった。
この後何をされるのか、確信がつくのにそう時間はかからなかった。
「少しだけ外れてもらっていい?」
先生は看護師にそう指示をした。
先生と2人きり。
その後すぐにスカートとショーツを一気に脱がされ、また下半身裸を強いられた。
私は管を右手に持ち、棒立ちになる。
「座った方がやりやすければそれでも良いよ。陽菜ちゃんのやり方を僕に確認させてくれればいいから。」
先生は私を急かす。
