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ねぇもう嫌・・・

第25章 天邪鬼(アマノジャク)









『穴は、分かるよね。』







あ、あな…っ?







理解が出来なくて頭を掻きむしりたくなる。







管を持ったまま、その手をゆっくりとお腹より下に降ろす。







あぁぁどうしよう…







目だけが勝手に泳ぐ。






部屋の床、座っている白の診察台、遠くに見える手すり。







そしてまた目線を戻す。







穴って…何処だろう…っ







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