ねぇもう嫌・・・
第25章 天邪鬼(アマノジャク)
『…どうした?』
白衣を掴む手が弱まる。
柊先生はまたドクターチェアに座り直した。
『いいから入れてごらん。』
この状況、ぜんぶがエロく聞こえちゃうの私だけ…?
…触れたら腰跳ねそう、、やばいかも…っ。
『そこ膣。
っ。
ごめんごめん━━』
だから言ったじゃん…っ。
もうダメだって、、。
卒業式で、卒業生起立なのに在校生の自分が間違って立ってしまった時みたいな羞恥。
むり、恥ずかしすぎる…っ。
と、どん底まで落ちた時、柊先生が椅子に座ったままカラカラと音を立ててこっちに寄ってきて、
『ここね。』
と教えてくれた。