
ねぇもう嫌・・・
第3章 病気発覚
先生は看護師と打ち合わせをしながら、おもむろに私のスカートに手をかけた。
慌てて手を伸ばしたけれど、断る勇気は持ち合わせていない。
お洋服が汚れちゃうと困るからね、と言われてしまっては、その配慮に甘んじる以外の行動はリスキーに思えた。
「下着も少しだけ下げさせてもらうね。」
先生は、足の付け根までパンツを下げた。
私の困惑は、先生の目にどう映っているんだろうか。
嫌に思って壁の方に顔を向けた。
そうして、エコーの機械が私の腹部の上を滑る。
「っ…」
すごくくすぐったい…
その感覚から逃れたくなって、少し身体をよじった。
「ごめんね。もう少し我慢してね。」
優しい声掛けとは裏腹に、私の右手首を固く掴まれた。
自分の拍動が先生に伝わりそうで、余計に鼓動が高鳴り、私の身と心は苦しみを覚え始めた。
