プリキュアアラモード♡和と優しさを
第1章 プロローグ
私はこの春からいちご野高校に通い始めた。早いもので季節は、秋を迎えようとしている。
「みらん様、お荷物お持ちしましょうか?」
「いや、自分で持てるから大丈夫だよ」
この会話、今日で何度目だろうか。軽くため息をつく。
「あきら様~~」
「ゆかり様~~」
あちこちから声が聞こえてくる。剣城あきら先輩と琴爪ゆかり先輩。先輩たちは立ち回りが上手で人気者。私も密かに二人のファンだけど、近づけない。どうしてこんなに臆病なのだろうか。
欲しいのは、男の子にモテることではない。女の子の気軽になんでも話せる友達。たった一人でいいから親友と呼べる友達が欲しい。
「……古典的」
下駄箱をあけると落ちてきたゴミ。またため息をひとつ。何度目のため息だろうか。もうすぐ文化祭。だけど、気持ちは沈んだまま。こんな自分だけれど、いつかは変わりたい。そう思って、教室へと足を運んだ。
「みらん様、お荷物お持ちしましょうか?」
「いや、自分で持てるから大丈夫だよ」
この会話、今日で何度目だろうか。軽くため息をつく。
「あきら様~~」
「ゆかり様~~」
あちこちから声が聞こえてくる。剣城あきら先輩と琴爪ゆかり先輩。先輩たちは立ち回りが上手で人気者。私も密かに二人のファンだけど、近づけない。どうしてこんなに臆病なのだろうか。
欲しいのは、男の子にモテることではない。女の子の気軽になんでも話せる友達。たった一人でいいから親友と呼べる友達が欲しい。
「……古典的」
下駄箱をあけると落ちてきたゴミ。またため息をひとつ。何度目のため息だろうか。もうすぐ文化祭。だけど、気持ちは沈んだまま。こんな自分だけれど、いつかは変わりたい。そう思って、教室へと足を運んだ。