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プリキュアアラモード♡和と優しさを

第2章 哀しみのエチュード

「はぁ……はぁ」

 どうして私はこんなに臆病なんだろう。あの時、先輩に助けを求めてれば。ううん、それはダメ。だって迷惑かけちゃうもの。

「少し疲れたな……」

 目の前にある大きな公園に入るとそこには見慣れない建物。カバンの中の財布を確認すると小銭が少しだけ残っていたので、私はその建物に入る。

「ようこそ、キラパティへ!」

 中に入るとそこはカフェだった。うさぎのホールケーキ。犬のチョコレート。カルフルな猫のマカロン。いるかのゼリーなど様々な可愛らしいスイーツが良心的な価格で陳列されていた。

 私はうさぎのクッキーとカモミールティーを注文して、隅の席に座った。

「そういえば今日さ、ちょっと気になることがあって」

「あら、ホント、あきらってお人好しね」

 少しすると見慣れた声が聞こえてきた。厨房のほうを見ると、お店に入った時にいたツインテールの女の子、ロックな女の子、知的な女の子にあきら先輩とゆかり先輩が加わっていた。

「そう、あの……」

「ごちそうさまでした!」

 私は逃げるようにしてキラパティを後にする。

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