卑怯なボクは深海魚
第6章 知りたい不可思議
明日の試合は――――…準決勝
大事な試合だ…
何で?アイツにあんな事を言ったんだ?
何で?
そして――――…俺は口元を手で覆った――――…
辻山 健太と――――…///目があった…
昼間の…太陽の下
アイツの顔をハッキリと見たのは初めてだった
「///…アイツ……あんなに…目…大きかったか?」
驚いて…大きく開いていたとは思うが――――…
「///あの時も――――…そんな目で…俺を見てたの…か?」
心臓が、トックン!トックン!とリズミカルに跳ねるのが解る
「///あの目――――…反則だろ…」
大きい瞳――――…
驚いた…瞳――――…
我に返って――――一瞬泣きそうな瞳…
逃げなきゃ!と、切り替え走り出した真剣な瞳…
全部――――…反則に思えた