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卑怯なボクは深海魚

第1章 見なかった事には出来ない


先輩からゴミ箱を受けとると…



少しだけ先輩の指と触れた――――…



ドキドキした!!




でも、直ぐに離れ――――先輩の視線は次のゴミ捨ての生徒に向けられた





「――――ありがとう…ございました」




小さな声でお礼を言い――――…ボクはゴミ箱を抱えて教室にもどる




触れた指先だけが熱く燃えている気がする




ボクは――――…本当に…最低だ





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