卑怯なボクは深海魚
第6章 知りたい不可思議
「///先輩!!凄いっす――――!凄い!!」
「長谷川!よくやった――――!感動した!」
試合が終わり――――…俺は絶賛の嵐の中にいたが
恐ろしいくらい冷静で…冷めていた
何が活力となったかは解らない――――…
でも、試合終了後――――…アイツの姿を探していた
そんな中に――――…
彼女の友達が興奮しながら…
俺の目の前に彼女を差し出し「彼女の応援が効いたんだね!」と、惚けた事を言い出した
まるで俺の活力は…彼女の応援のおかげだと、ごり押しされたようなもんだった
――――…バカなのか?と…言ってやりたかったが
チームの手前…照れ笑いでその場を逃げることにした