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卑怯なボクは深海魚

第9章 好きで…いいですか?



その日は――――…結局、映画には行けなかった


後日…日を改めて観よう…と、言うことになり――――…ボクたちはもう、誰もいない校舎を後にした





「だいぶ…暗いな――――…」



「――――…すみません」



「は?何…謝ってんだよ」





ボクは隣にいる先輩の存在に少し緊張ぎみに答える




「だって――――…映画のキャンセルとか
…ボクを探したりとかで――――…時間が
過ぎてしまった様なもんですよね」






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