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卑怯なボクは深海魚

第10章 違和感のある感情


映画館に入る前に…辻山が映画見ながらポップコーン食べるのが好きだ――――…と、言っていたのを俺をあの状況で思い出したのだ!


すっかり…忘れて座った俺もバカだったけど…



そんなに好きなのに――――…何故に辻山は忘れたんだ?


変なやつ…



俺は…少し大きめなポップコーン1つと飲み物を2つ抱え


辻山の元へと戻った



流石に…映画は冒頭を過ぎ――――…これからストーリー部分に入る所だった



「――――悪り…これ買ってきた――――…ん?は?辻山?何で泣いてるんだ?!」




「――――…ぐ…ぐ…先輩…どこに…行って…たんですか!!」


「――――あ…これ…お前…ここの好きなんだろ?」




辻山は、俺の手にあるポップコーンを見て…また――――…ポロポロと涙を流し始めた!




「!!え?なに?泣くほど…怖いのか?この映画?」




「///こ、怖かったです!!最初の…あの訳解んないあの…物体が!!怖すぎて!ボク!!死ぬかと思いましたよ!」



「は?!最初の…って、辻山声!声!シー!」




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