卑怯なボクは深海魚
第12章 振り返り…出る感情の真意
彼女の視線と俺の視線がぶつかる――――…
発情が彼女からうかがえる
――――…辻山を上回るエロを彼女は俺に見せてくれるのだろうか…
俺は、鞄を片手に――――…席を立った
彼女もそれに続けとばかりに席を立つ
このままホテルに直行かな――――…と、ファミレスを出る
夏――――…だ…
外は、うだる暑さでエアコンのあったファミレスは天国だったのだと痛感する
――――…早くホテル行かないと、蒸れた女なんか抱きたくない!
俺の足は心なしか早くなる
「///春太――――…待って…」
彼女を気にするそぶりを見せながら――――…俺は、何度か利用しているホテルを目指す