卑怯なボクは深海魚
第12章 振り返り…出る感情の真意
角を曲がれば――――…ホテルが何件か立ち並ぶ場所に出る
高3の男女――――…私服を来ていたら…学生なんて解らない
――――…いや、解るけど…あえて止める人はいない
と――――…曲がった瞬間…
危なく誰かとぶつかりそうになった!
「あ――――…すみません」
俺は、その声に――――…電流が流れた!!
「――――…つじ…やま…」
「――――…先輩…」
久しぶりに見る辻山は――――…俺の姿に固まり――――…目を大きく見開いていた
「…つじ「おい――――…健太、大丈夫か?」
俺が辻山に声をかけようとしたが…被るように辻山の後ろから…心配する声がした!
「///あ…うん――――…大丈夫」
俺の知らない…男――――…
「――――春太、待って――――…って、どうしたの?」