卑怯なボクは深海魚
第14章 これは…デートですか?
「な…なるほど!」
先輩の教え方は物凄く上手で――――…ボクの数学の課題はアッと言う間に片付いてしまった!
「///先輩!ありがとうございます!」
「辻山がバカじゃなくて助かった!基礎はしっかり出来てたからな…後は――――…」
先輩は現国の課題を開くとため息をついた
「現国の課題かぁ…俺も得意って訳じゃ無いから…これは時間かかるかもな」
先輩にも苦手な科目があったんだ…意外だ!
「――――…と、その前に…辻山?腹減らない?」
ハッと時計を見るとお昼はとっくに過ぎていて…ファミレスの客数も増えていた
「///あ…そうですね――――…」
「辻山、何食べる?」
先輩はサッとメニューを渡すと、肩を寄せるようにボクに近付く…
――――…ち、近い///どうしよう///変に緊張してきた!
「ん~辻山~何食べる~?俺は~…」