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卑怯なボクは深海魚

第14章 これは…デートですか?


「だから…なに?!そのキョトン顔!は?マジで健太の中で俺は――――…///恋人じゃなかった訳!?」



ガッカリした表情をボクに見せる先輩は大きくため息をついた!



「///あっ!だって!!ボク――――…ごめんなさい…ズーッとからかわれていたのだと思ってて…」




ボクは、何がなんだか解らないまま先輩の掴む手を見つめる



「///俺の決死の覚悟なんだったんだよ――――…夏休み中浮かれてたのは俺だけだったのかよ!」



少しイラついたのか先輩は掴んでいた手を離した――――…



ボクは、手首の熱が離れた事に凄く胸が苦しくなった…



「///ごめんなさい…ボク――――…恋人とか付き合うとか…初めてだし…

ボクみたいな人間が好きな人に好きになってもらえる確率って本当に低いと思ってたから……実感がなくて…

寝て起きたら――――…夢だったって思っちゃっみたいで」




先輩の顔を見るのが何だか怖い――――…



怒ってそうで




ボクは、チラッと先輩の顔を上目使いで見上げる



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