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卑怯なボクは深海魚

第15章 秘密の関係?!


「///春太さん…積極的っすね…」



「――――…午後も作り笑顔しないとだし…ここでブラック充電しておかないと…ボロが出るだろ…」




先輩は、ボクの肩に頭を乗せて少し甘える




「――――…ブラック…充電っすか?大変ですね」



ボクは嫌味っぽく言って肩をクッと上げた



「なに?――――…不満?」



「不満です――――…それ…なんですか?」




ボクは先輩の傍らに置いてあった貢ぎ物を指差す



「あ~…お供え物…」



「あ~…スイート王子からスイート神にでも昇格したんですか?お供え物って…


ボクに対して嫌がらせですか!?モテアピールですか?!」



先輩は、興味無さげにボクに貢ぎ物が入った紙袋を渡す



「一応…恋人に見せてから処理しようかなって――――…気を利かせたつもりだったんだけど…健太はご機嫌斜めでやんの」




恋人にって///



「な~に、顔赤くしてんだよ…」


「春太さんが…///そ~言うこと言うから!」




茶化しながら…牽制しながら…

ボクたちの距離は縮まっていき――――…



秋の少し寒い風が吹く屋上で

唇が重なった






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