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卑怯なボクは深海魚

第4章 不愉快なオアシス


頭がぐちゃぐちゃで――――…


何も考えられなかった!




なのに――――――――…俺は…




恐怖しか――――…


不安しかなかったあの日と同じ場所にいる




あの日…



後輩に――――…俺はキスを要求された――――…




男の唇は…薄くて…冷たくて――――…固かった…





そして――――…




震えていた









なのに――――…何度も俺の唇を己の唇で挟み…離さないようにと…繋がっていた









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