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卑怯なボクは深海魚

第4章 不愉快なオアシス


次の日の、試合




チームは1回戦を勝ち進めることができた
















昨日――――…公園から出ると




不思議と手の震えは消えていた



自宅に着き――――…




帰るまで…何かを握っていたことに気がつき



手を開き――――…中を確認する…







そこには…公園の木の青々とした葉があった





暗い公園では気がつかなかったが…




あの木は…



こんなにも鮮やかな緑の葉をその身に着けていたのだと…初めて知った




俺は、その葉をスマホカバーの下に潜り込ませ…





眠りについた










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