卑怯なボクは深海魚
第4章 不愉快なオアシス
「さすがキャプテン!この調子で2回戦も頼むぞ!」
次の日、学校では一回戦突破が当たり前の様に先生方から声をかけられた
シードだった俺たちは1回戦だが…
相手はすでに1試合勝ち越している…自信を付けたチーム…
すんなり勝たせてくれる相手ではなかった……
なのに――――…当たり前の様な顔をする自分も…
凄く見栄っ張りな気がしてきた
期待される――――…胸の辺りがザワつく…
明後日の試合に勝てば…準決勝――――…
準決勝の二日後には――――…
決勝戦
早く楽になりたい――――…
それが――――…本音だとは…
誰も気がつかないのだろうなぁ…
でも――――…アイツなら…
驚かずに…当たり前の様に…聞いてくれるのかもしれないな…
何故か…そう思う自分が…おかしく思えた