隣の芝生
第4章 目糞鼻糞を笑う…
俺はガキを抱え――――…
近くの病院に駆け込んだ…
俺は――――…ガキは自由に生活しているとばかり思っていた
親に 干渉されず…
殴られたり罵声を浴びせられたりしない…ガキが羨ましかった!
しかし――――…
蓋を開けてみたら…
ネグレクトの最上級――――…にあっていたなんて…
知らなかった…
あのガキは…毎日――――…
腹を空かせ――――…泣いていた
兄弟が…死んでいくのを――――…泣きながら…見ていた
兄弟が――――…乾涸び…人で無くなるのを…泣きながら…見ていたのだ