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部屋の窓

第3章 急展開

パパが下に降りて行くと、悠斗がクローゼットから出てきた。

「舞柚の父ちゃん厳しいな!門限とか言ってたけど何時?」

「8時ー。ありえないよね!それから大きな声は禁止ね」

私が人差し指を口の前で立てながら言うと、悠斗はニコッとしながらOKサインをだした。

「じゃあバレたら怖いし、そろそろ帰るね」

「うん」

悠斗は来た時と同じ様に自分の部屋に戻って行った。

「また明日コンビニ前でな!」

「うん、また明日!」



これからもこうやって会ったりするのかな……。

パパとママに絶対バレない様にしなきゃね!



不安がつのる中、悠斗に対する思いも次第に大きくなっていくのだった…。

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