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部屋の窓

第3章 急展開

「舞柚は今好きな人いる?」

「いないよ。悠斗は?」


「俺も別にいないかなぁ」

学校の事、友達家族の事いろんな話をした。


その矢先…


「舞柚誰かいるのか?」


まずい!パパだ!!

「悠斗隠れて!」

私は慌てて悠斗をクローゼットに押し込み机に向かった。


パパが部屋のドアをノックする。

「はぁい?」


「誰か来てるのか?」


「誰も来てないよ?門限だって過ぎてるし今日は友達も来てないから」


ドア越しの会話が続く……。

「入っても良いか?」

「ごめん、今勉強してるからぁー」


「そうか。邪魔してごめんな?まぁ早く寝るんだぞ」


「はぁい」


厳しい上に心配性なパパだ。

嘘付いちゃったけど、なんとか部屋への侵入を阻止できた。

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