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部屋の窓

第5章 夏休み

「ご、ごめん!!俺なにやってんだろ…」

悠斗が土下座して謝った。

「ちょ、ちょっと待って…?どうしたの?」

とっさに知らないふりをしてしまった。
それよりも、今の声でママが下で何か叫んでる。


「悠斗まずいよ!隠れてっ」

念のため悠斗をクローゼットに入れベッドに潜る。


「舞柚いまのなぁに?」


ママが部屋に入ってきた。


「彰が悪戯で変なのメールで送ってきたのぉ……私もびっくりしたよ」


また嘘ついてしまった。



「朝から騒々しいのね。パパがいたら大変だったわ…」

ママはそう行って出て行った。
本当にパパがいなくて良かったぁー。

ママが完全にいなくなったのを確認してから悠斗を出した。


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