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あゆはえっちな下着のモデルさん☆

第9章 あゆみのパパ アカリside 2章

何故オレの周りは性格に難のあるやつが多いんだろう。
純朴で癒しをくれるのは綾瀬くらいだ。

「そういえばアポ取った時忙しいって言ってたらしいけど大丈夫?何か依頼でも入ってるの?」

「あぁ、僕は競馬で忙しいんだ。今目を付けてるテイリュウオウが不調気味でな……はぁ、こいつがダメだとしたらどいつが勝つと思う?」

「君は馬に蹴られて死ねばいいよ」

本当に何とかしてくれこのクズを。

「ふん、散々な言い様だな。僕が死んだらこの依頼は誰が受ける?」

「ぐっ……まぁ、そうだけど……」

「心配するな。僕なりに調べてみる。……あのクズと似てるってのは見た目の話か?性格の話か?」

「見た目だよ。性格はすっごくいい子だからね」

「他人の空似だといいけどな。あんなやばい奴が身内だと苦労するだろ」

そう。

そこなんだよ。

あゆちゃんの父と名乗る電話も気になるけど、というかそっちを何とかしないとなんだけど。
この際だからこの件もはっきりさせておく必要がある。

苦労するのはオレたちだけで十分だ。

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