笑い、滴り、装い、眠る。
第1章 Endless Game
智「翔くん、今日は何だかスゴ…あ…ちょっと、そんな絞めないで…」
翔「んっ…そんなこと言ったって…あっ」
智くんの「イク」の言葉と共に、
体の奥に智くんの熱がじわりと広がる。
翔「はあっ…さ…とっ…」
その後を追うように、
互いの腹を自分の吐き出した欲で汚した俺も、
後を追うように意識を飛ばした。
しばらくして、
何だか、鼻がむずむずするような気がして目が覚めた。
俺より少し背が低い智くんは、
俺が目を覚ますといつも、
俺の胸の中にすっぽり収まるように眠っていた。
逆だろ?って、ツッコミたくなるけど、
ナゼか、智くんなら許せた。
智「う……ん。」
身じろぎするたびフワフワの髪が顔に当たって、
くしゃみが出そうになるのを堪えるのに必死になる。
…可愛い。
思わず、智くんの背中に腕を回し抱きしめる。
智「う…ん?しょ…くん?」
「おはよ?王子さま。」
智「ふふっ。おはよ、お姫さま。」
智くんは、脱力しそうな笑顔を浮かべると、
伸びあがってキスしてくれた。
智「腰、大丈夫?」
「…スッゴく痛い。」
拗ねるように、唇を尖らせてみせる。
智「ゴメンね?加減できなくて。」
「ううん。平気。」
智「じゃあ、も一回、ヤっちゃう?」
「え?あ…だから、腰が…あっ…」(←そして押し切られる。)
end.