笑い、滴り、装い、眠る。
第11章 SUN SHINE
翔side
俺、ってつくづく幸福ものだ、って思わない日はない。
特に、この人と一緒に住み始めてからはなおさらだ。
智「おかえり翔くん。簡単になんか食べる?それともお風呂、一緒に入る?」
最初はビックリしてひっくり返りそうだったけど、
今じゃ普通に返せるようになって、
上げ膳据え膳な日常を堪能している。
そして、今日だって…
智「ゃ……し…翔くん、てば…そんなとこ…ばっか…んっ…」
「だって…智くん、この間こうされるのが気持ちいい、って言ってたじゃない?」
智「そっ…そうだけど…あっ……」
バスルームの壁に手をつかせ後ろから智くんをグリグリと突きまくる。
完勃ちしている智くんの先から出る液体で汚れた壁はシャワーの雫で洗い流され跡形も残らない。
智「あっ……んぁ…も…イク…イっちゃう……!」
「俺も…っ…」
二人、壁に手を付いたまま息を調える。
そして、ぐったりしている智くんの体をシャワーでサッと洗い流してから二人で湯船に浸かった。
とは言っても、普通の湯船だと、大人の男二人じゃあ、どうしたって狭い。
なので、俺はいつも智くんを背中から抱き締めるみたいに座る。
だから、どうしたって……
智「あ…あの…翔くん?」
振り向き、ほんのり頬を上気させ俺を見る目は堪らなく色っぽい。
しめしめ、と内心ほくそ笑む。
「じゃあ…そろそろ上がろうか?」