笑い、滴り、装い、眠る。
第3章 ボクにかまって!!
智side
翔「ほーら、サトシ、ご飯だよ?」
「♪」
ボクの名前はサトシ。
トイ・プードル、 ♂、 一歳。
翔「おいしい?」
で、この人は、ボクのご主人さまのしょーくん。
とっても優しくて、ボク、だあいすきなんだ。
でも…
翔「終わった?じゃ、歯みがきしようか?」
えっ!やだっ!
翔「ほら、暴れないの!ちゃんと磨かないと虫歯になるんだからね?」
しょーくん、虫歯、ってなあに?
小首を傾げるボクを見てしょーくんはちょっと困ったように笑った。
翔「はい、おいで?」
だから、と言って、キライなことから逃げられる訳じゃないみたいで…
結局しょーくんは、ボクを膝にのせ、無理矢理ボクのお口を開けた。
翔「はい。おしまい。サトシ、おりこうさんだったね?」
じゃ、しょーくん、いいコいいコして?
と、しょーくんの目の前に座った。
翔「はい、おりこうさん。」
しょーくんはボクの頭をなでなでしてくれた。
「♪」
えへっ。しょーくんにいいコいいコしてもらっちゃった♪
ふあ…
ご飯食べたら何だか眠たくなってきちゃった。
しょーくんは、うとうとするボクを膝の上に乗っけると、
パソコンを開いた。