笑い、滴り、装い、眠る。
第11章 SUN SHINE
ビックリしすぎてニノを見る目が真ん丸になる。
和「何よ、そんな顔して?」
「だ、だって…告白、って……」
和「好きなんでしょ?翔ちゃんのことが?」
一瞬、頭の中が真っ白になって、
ニノの言葉がどこか遠い処から直接頭の中に響いているような違和感さえ感じた。
「あの…確認だけど…翔くんを好き、って……」
和「……大野さん。」
「え?お、俺?」
和「……他に誰がいるんだって…?」
当たり前みたいにゲームを始めたニノの横顔が不快に歪んだ。
和「……翔ちゃんにも言ってんだけどなあ…」
一人ごちたニノとちょうど前室に入ってきた相葉ちゃんが挨拶を交わす。
雅「ん?何か真剣な話してる?」
和「そう。だから会話に入ってこないでね?」
ひどい、と大袈裟に鼻を啜り相葉ちゃんはスマホを手に定位置に腰かけた。
あれ?それはそうと…
和「遅いね?翔ちゃん。」
「そっ、そうだな?」
ニノは上目で急にソワソワしだした俺のことをチラと見て笑った。
和「俺、応援してますね?あなたたちのこと。」