テキストサイズ

笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



和也side


後日談。


智「んふふっ。」


「どうしたの?急に笑いだしたりして?」



大野さんは嬉しそうに左手薬指を見せびらかすように広げて見せた。



「あら、よかったじゃない。」


智「……うん。」


「ちなみに俺も…」



俺も左手を見せた。



「クリスマスにもらったの。」


智「よかったじゃん?」


「……お互いに。」



カチン、とグラスを合わせた。



「これからはこうやって互いの近況を報告しましょ?」


智「……そうだね?」


「お互いのダンナの浮気防止のためにも。」


智「え〜?しないだろ?」


「分かんないですよ?家に着くなり押し倒そうとするヤツですもん?」


智「んふふ。さすが相葉ちゃん。お盛んだね?」


「……笑い事じゃないんだって?」



酒の肴になれば、と二人して用意したチーズケーキを食べた。



智「……にしても、これ、やっぱ合わないね?」


「……そうですね?」



他にあったかな?と、大野さんはよっこらしょ、と立ち上がった。



そうして持ってきてくれたのは…



智「友達がハワイ行ってきた、ってこれ買ってきてくれたんだ♪」


「はあ…」



と、嬉しそうにマカダミアナッツチョコを頬張る大野智であった。



「SUN SHINE」end.

ストーリーメニュー

TOPTOPへ