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笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



「ニノと相葉くんと松潤だけ?好きなのは?」



シーツの中に潜り込もうとする智くんに詰めよった。



智「……うん。」


「……そう。」


智「だっ…だって翔くんは…その…愛してるから…」



智くんの顔が真っ赤になって、慌ててシーツを頭から被った。



「じゃあ…俺も…」



シーツの中に潜り込んだままの彼に向けていう。



「俺もあなたを愛してます。」



ゆっくりシーツから顔を覗かせるあなた。



「だからずっと俺の隣にいてください。」


智「……はい。」



ずっと、



俺の前を歩いていたと思っていたのに、いつの間にかあなたは俺の隣にいて、



寄り添うようにして歩いていてくれた。



初めて会ったあの日。



追い付けない、と、あなたを諦めた。



でも運命は俺の味方をしてくれて、あなたの隣で生きていくことを許された。



それだけじゃなくて、




俺の人生に寄り添ってくれるとあなたは言ってくれた。



出来ることなら、叶うことなら、



俺の歩いて行く先々でずっと輝いていて。



俺があなたを見失わないように。



ずっと……



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