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笑い、滴り、装い、眠る。

第12章 Sweet,Sweet,Lollipops(S × O)



智「良かったね、松潤と相葉ちゃん。仲直りできて?」


「そうだね?相葉くんの誕生日も近かったし?」


智「それにしても相葉ちゃんらしいね?イチャイチャ出来ないことが不満だったなんて?」


「ほんと。智くんに相談してよかったよ?」


智「うん。確か、相葉ちゃんが昔、そんなこと言ってなあ、って、ふっと思い出したから。」



そう。彼らが最近、うまくいってなかった理由。



智「松潤に甘えてほしい、って言ってたんだよね?確か。」


「で、自分も甘えたいんだ、って。」


智「そうそう♪」


「智くんに聞いて正解だった。」


智「いいなあ。じゃあ、クリスマスは二人して……」


「じゃあ、我々もやります?」



遠い目をして頬杖をつく肩を抱き寄せた。



智「俺らはクリスマスとか関係なく、じゃん?」


「そうだけど…」



こじつけが欲しいんだよね?



智「んじゃ、コスプレでもやる?」


「コスプレ……?」


智「サンタとトナカイ、とか。」



……そっちか。良かった。



智「どうしたの?ため息なんかして?」


「え?い、いや。うん。いいね?」


智「それとも、メイド服とかの方がよかった?」


「いえ。サンタでいいです。」


智「翔くんのメイド服姿、可愛かったよね?」


「いえ、ちっとも。」


智「あとで調達してくるね?」


「いや…だから…」



結局俺らは、トナカイとメイドの格好でクリスマスを過ごすことになってしまったのだった。



「Sweet,Sweet,Lollipops(S × O)」end.



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