笑い、滴り、装い、眠る。
第12章 Sweet,Sweet,Lollipops(S × O)
潤「いいなあ、翔さんとこはいつまでもラブラブで?」
松潤は大きくため息をついた。
「よく言うよ?ラブラブなのはお互い様だろ?」
潤「それがそうでもないんだよなあ…」
お手上げポーズのあと、松潤はソファーに体を預けた。
「そうなの?順調そうに見えたけど?」
潤「そう見えんのは回りだけ。」
実際はそうでもなくて?と、顔をしかめた。
潤「ここ最近、機嫌悪いんだよ?何でかは分からないけど?」
「珍しいね?あんな天真爛漫な男が?」
そう。この噂の人物はお察しの通り、相葉雅紀のこと。
潤「何でなんだろ…?」
頬杖ついて考える姿はやっぱ様になるなあ、と、ぼんやり考えてると、玄関のドアが開く音がして相葉くんが帰ってきた。
雅「あ…翔ちゃん、来てたんだ?」
俺の姿を見て愛想笑いするみたいな笑顔を向けると、相葉くんはそのまま自室に籠ってしまった。
「ちょっと…テンション低いかも?」
潤「……だろ?」
一計を案じた俺は、ある人物に連絡をとった。
「もしもし、俺だけど。今、いい?」