
笑い、滴り、装い、眠る。
第15章 TO You・・・
翔「ふふっ。あの二人、ホントに仲いいんだね?」
いつの間にか並ぶように歩いていた翔ちゃんが笑っていた。
「あのさ…仕事終わったら買いもの行かない?」
翔「いいよ?何買うの?」
「晩飯の食材の買い出し。」
翔「行く!」
弾けるような笑顔。
「よっしゃ。腕によりをかけるよ?リクエストある?」
まあ…一品は決まってる。
翔「うーん、オムライス、かなあ?」
「え?」
翔「あ、ダメかな?」
「いや、ダメじゃないよ、全然。」
オムライスかあ…
じゃあ、お造りじゃなくて、鯛のカルパッチョにするか?
翔「俺、デザート作ろうか?何がいい?」
「そうだなあ…」
「翔ちゃんがいい!!」
とか言いながら、腕組みして考える俺の後ろに誰かが飛び付いてきた。
翔「えっ//////?」
「ちょ…相葉ちゃん、お、俺は何も……」
雅「……って、顔に書いてある♪」
和「リーダー、ってつくづく変態。」
「翔ちゃん、違う!違うんだ!!」
お前らじゃあるまいし!
とか思う傍ら、俺は、
それもアリかな?なんて思ったのはナイショの話だ。
「TO You・・・」end.
