笑い、滴り、装い、眠る。
第15章 TO You・・・
和「……ったく、年を考えなさいよ、年を!」
「うるさいなあ…」
はい、終わり、と、
ニノは湿布を貼ったばかりの俺の腰を思い切り叩いた。
「何すんだっ!!」
和「おや、痛かったですか?」
ニノは鼻歌を歌いながら苦笑している松潤に湿布の残りを手渡した。
そこへ、一部始終を見聞きしていた相葉ちゃんがやって来て、リーダーも大変だね?と、腰を擦ってくれた。
雅「リーダーもさ、年も年なんだから一晩で腰に来るぐらいヤりまくるなんて…」
「だから……」
愛しの翔ちゃんを姫抱っこしようとして腰を痛めた、なんて言おうものなら、
そんなこと恥ずかしいから言わないでよ?って、口止めした翔ちゃんが見てる前では言えなかった。
でもこのあと、翔ちゃんからゴメンね?と、上目遣いで言ってもらえたから、今晩のご飯は少し奮発して、鯛のお造りを用意してやろう、と思った。
雅「あーっ!!リーダーがニヤニヤしてるぅ!」
「しっ…してねぇよ!!」
和「……ホントにヤることばっか考えてるんですね?」
「違うって!!」
和「どーだか…」
呆れ顔のニノに走り寄って抱きつく相葉ちゃんとのツーショットを見て、
お前らがだろ?って小声で吐き捨てた。