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笑い、滴り、装い、眠る。

第19章 brothers



翌朝。俺が顔を洗ってると背中をぽんぽんと叩かれた。



潤「どう?アニキ満足させられた?」


「……余計なお世話だ。」


潤「……でも、楽しめたでしょ?」


「……まあ。」


潤「雅紀を啼かせるの、苦労するんだから?」



このやろ…わざとしてたのかよ?



潤「まあ……俺も楽しめたし?」



うーん、ちょっと複雑だけど、結果俺らも楽しめたし良しとするか?



雅「あ、にーちゃん、おはよ♪」



雅紀が眠そうに目を擦りながら腰の辺りを擦り、俺らの後ろに立っていた。



潤「ツラそうだな?寝ててもよかったのに?」



弟くんは雅紀を抱き寄せ唇にチュッとキスをした。



雅「少しぐらいだったら大丈夫。翔くんもさっき起きたみたいだったし?」



何?翔くんが起きた?



慌てて寝室に戻ろうとすると、ツラそうに腰を擦りながらこちらに歩いてくる翔くんと出くわした。



翔「あ、おはよ。」


「まだ寝ててもよかったのに?なんなら朝飯運んでやるよ?」


翔「ちょっとだけなら平気だよ?……ねぇ、そんなことより何か忘れてない?」


「何を?」



焦れたように目を閉じ突きだしてきた唇にキスをした。



「おはよ、翔くん?」



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