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笑い、滴り、装い、眠る。

第25章 おクスリの時間です。



翔「うーん、ちょっとスカートの丈が短いかな?」

「そ、そう?」


…とか言いながら、俺の目は見えそうで見えない、スカートの裾からチラチラ見える翔くんの足に釘付けで。


意外に細くて、キレイで…


しばらく釘付けになってると、翔くんに頭を叩かれた。


翔「そんなヤラシイ目で見ないの!」

「つ、つい…」



そりゃァ…エロ目にもなるだろ?


足がキレイなだけじゃなく、顔も可愛いからな?俺の翔くんは。


そんな翔くんがこんなカッコしたらそんじょそこらの女子より可愛いに決まってる!



翔「もう…あんま見ないでよ?ホントはめちゃくちゃ恥ずかしいんだから?」

「で、でも似合ってる。」

翔「…て言われても正直フクザツ。」


スカートの裾をギュッと掴んだまま俺の目の前に座った。



翔「な、なんかいざとなるとちょっと恥ずかしいね?」

「そう…だな?」



恥ずかしいやらもどかしいやらムラムラするやらで、



俺はあちこちに視線を彷徨わせたり足をモゾモゾしたりして落ち着かない。



いつもの翔くんと違うからどう扱ったらいいのか分からない。



潤「マンネリ化してきたな、と、思ったら智さんもやってみたら?」


て、ムリヤリコスプレグッズ一式を渡されそうになって、俺は受け取らなかったけど、



まさか、翔くんが受け取っていたとは…。



翔「どうしたの?難しい顔して。」

「い、いや、別に?」

翔「気乗りしない?」

「エッ‼そっ、そんなこと…」

翔「…だよねェ。目つきがヤラシイから。」


そんな言い方…ま、違わないけど。


なんて考えてると翔くんが俺の肩に両手を乗せてキスしてきた。


翔「早くしよ?あっ!でも、設定どうする?」

「せ、設定?」

翔「ナースと医者とか、ナースと患者とか?」

「俺はどっちでも…」

翔「じゃあ…智くんは医者役で。」

「わ、わかった。」

翔「じゃあ、この辺に座ってて?」

「あ、うん……。」


翔くんは俺の隣りに座って、これ見よがしにため息をつき腕時計を見た。


翔「今日は患者さんが多くて忙しかったですね?」

「そ、そうだね?」

翔「でも…ようやく二人っきりになれましたね、センセ?」


翔くんはニコニコ笑いながら俺の隣に腰かけ凭れかかってきた。













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