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last summer.

第5章 急変



「亜美ぃ…」


今まで我慢していたものが一気にこみ上げてくる。

「明奈…あたしでよければ話聞くよ」

私の目から、とめどもなく涙がこぼれ落ちた。


「うぅ…っ…嫌われちゃった…」



「嫌われた…?」


首をかしげる亜美。



「もしかして…片岡先輩の腕…関係あるの?」



亜美も勇人の腕を見たんだ…。


「…うん」



一昨日の事故のこと、勇人の態度が冷たくなったこと、連絡も一切ないこと…。

私はすべてを亜美に話した。


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