
5色の星☆アソート
第40章 インロックと合鍵と俺 SN1 翔
打てば響く、と言う例えがピッタリなニノとの会話
ちょっと真面目な話から
超くだらない話まで 百花繚乱咲き乱れる
最&高な時間を過ごせた
ZEROのエンディングが流れたのに気づいて
点けっぱなしだったTVを見ると
時刻はとっくに天辺を超えている
「あ・・・もうこんな時間か」
「あぁ・・・遅くまでごめんね」
「いや、うちは全然。でも金曜の夜だからタクシー捕まるかな?
あの、もしよかったら・・・」
「うん、外で拾うより呼んだ方がいいよね。
悪いけどちょっとだけここで待たせてもらっていい?」
「あ、うん、それは勿論。いや、だけど、あの・・」
ホントは「泊まって行けば?」なんて言葉を
言ってみようかと考えたんだけど
俺がへどもどしてる間にニノはスマホを操作して
タクシーを呼んだみたいだ
「良かった。10分ぐらいで来るみたい」
「あ・・そう・・、良かった・・・」
