
5色の星☆アソート
第42章 インロックと合鍵と俺 SN3 翔
「ごめん、俺 時間無いから、話はまた今度ね。ほら翔ちゃんも急がないと」
「あぁ・・・じゃあまた。あの・・ごめん・・俺・・・」
「んふふ・・翔ちゃんが謝る事なんて何もないよ、
俺こそごめんね。じゃあまた」
文字通り背中を押され 玄関から外へと出される
ドアがバタンと閉まってから
「後で連絡するから!」
ドアに顔をつける様にして潜めた声で言ってみたけど
返事は無くて
激しく後ろ髪引かれながらも
俺も時間が迫っていることは事実だから
「どーしたもんかなぁ・・・」
頭をがりがりと掻きむしりながら
1人エレベーターに乗り込んだ
