
5色の星☆アソート
第61章 嵐王国物語3 ~今、愛を歌おう~
しかし、驚いたことに
その夜、寝室に溢れかえるほどの花々を飾り、
プレゼントを抱えて王妃を可愛がりに来たのは
外ならぬ サトシーラ王でした。
「王妃・・・いや、昔のようにショーンと呼ぼうか。
最近の私の態度を許しておくれ。随分淋しい思いをさせたね
しかし、誓って言うが、私はあの商人と浮気などしていないよ。
いつも2人で話していたのは、今日という日にどうやってショーンを喜ばせようか、
と そればかり。
ずっと前から打ち合わせをして
花もプレゼントも、この辺りではなかなか手に入らないものを
ジュンジュンに用意してもらったよ。
そして、私自身も君を悦ばせることが出来るように、
HOW TOモノの動画など観て随分勉強したんだ。
さあ、その成果を君に見てもらいたい。昔のように、いや、昔以上に
君を満足させられる私でありたいのだ。」
「ああ 王・・・、いえ、サトシーラ様」
